AI【dify】

Difyとは、ユーザーが様々なタスクを効率的にこなすために開発された高度な人工知能です。difyは、自然言語処理や機械学習の技術を駆使して、ユーザーのニーズに合わせたカスタマイズされたサポートを提供します。
たとえば、
・日常のスケジュール管理、
・情報検索、
・メールの作成や返信、
・業務ドキュメント作成のアシスタント
・個人的なアシスタント

としての役割も果たします。
このAIは、使いやすさと直感的なインターフェースを持ち、技術に詳しくない人でも簡単に利用できます。また、ユーザーのプライバシーを重視し、データの保護にも力を入れています。difyは、日々の生活をより快適にし、時間を有効に使うための強力なツールです。

話題のAI【dify】をPC(自端末)へインストールして、ローカル環境で使い放題。

difyをローカル環境での利用により、ネットワークの遅延やセキュリティのリスクを気にすることなく、最大限にその性能を引き出すことが可能です。
また、ローカル環境での使用は、プライバシーの保護にも繋がります。自分のデータが外部に漏れる心配がないため、安心して利用できます。difyを使って、より効率的な作業を楽しむことができます。
ドキュメントやチュートリアルも充実しているので、初心者でも簡単に始めることができます。

*インストールしたPCの環境はこのサイトで紹介したmini-pcです。

dify を利用する為のプラットフォーム構築には主に下記の様な方法が有ります。
1 開発元のSaaSを使う。
2 クラウドで使う。DifyをGoogleCloudなどのクラウドに構築します。
3 ローカル環境で使う


Difyをローカル環境で利用するメリット

  1. 無料で利用可能: ローカル版のDifyは無料で利用できます。これは、ウェブ版とは異なり、
    追加の料金がかからない。(*APIは、無料枠を上手に使いましょう)
  2. ソースコードにアクセスできる: ローカル環境ではDifyのソースコードにアクセスできます。これにより、カスタマイズの自由度が高まり、必要に応じて機能を拡張できます。
  3. 機密データを扱える: 社外秘文書などの機密データを扱う際に、ローカル環境を使用することで情報漏洩のリスクを低減できます。例えば、RAGを用いたチャットボットを作成する際に、社外秘のドキュメントをローカル環境で読み込ませることができます

Windows11 ProでDify をローカル環境で簡単に利用する方法。

インストール前に、「Windowsの機能」で下記を有効化して下さい。
 ・Hyper-V
 ・Linux用Windowsサブシステム
 ・仮想マシンプラットフォーム

1 anacondaをインストールします。
・AI開発に必要なPythonライブラリを一発でインストール出来るアプリ

Windows用64bit版のインストーラー(64-Bit Graphical Installer)をダウンロードします。

起動して「Next >」をクリックするとライセンスの確認画面が表示されます。

「I Agree」ボタンをクリックすると、インストールするユーザー範囲を聞かれます。推奨はユーザーごとのインストールなので、 「Just Me」を選択し、「Next >」をクリックします。

そのまま「Next>」

「Add Anaconda to my PATH environment variable」に、チェック「Register Anaconda as my default Python 3.12」にチェックを入れ、「Install」ボタンをクリックしてインストールを開始します。

Completed、が表示されたら「Next>」

そのまま「Next」。

「Finish」。

[Update Application]画面が表示されたら「No,don’t show again」で終了しておきます。

Anacondaクラウドサービスのサインアップ画面が表示されたら右上「×」で終了します。

インストール完了です。

「File」>「Quit」で終了。

2 「Docker Desktop」 をインストール。 

Docker Desktop for Windows-x86_64」をダウンロードします。

   英語のページを和訳してます。

ダウンロードしたDocker Desktop Installer.exeを実行します。
 ・「Use WSL2 instead of Hyper-V」と「Add shortcut to desktop」をチェックします。

完了したら「Close」をクリックします。
  ・自動的にwindowsが再起動されるので注意してください。

再起動するとDocker Dockerのサインアップ画面が表示されます。

 表示内容
 ・Docker サブスクリプション サービス契約
[同意する] を選択すると、サブスクリプション サービス契約、Docker データ処理契約、およびデータ プライバシー ポリシーに同意したことになります。
  ・従業員数が 250 人を超える企業、または年間収益が 1,000 万ドルを超える企業で Docker Desktop を商用利用するには、有料のサブスクリプション (Pro、Team、または Business) が必要です。サブスクリプションの詳細を参照⁠

サインアップしなくても利用が可能なので
「Continue without signing in」で先に進みましょう。
必要であれば、後でサインアップが可能です。

アンケートをスキップ。

DockerDesktopのHOME画面

「DockerDesktop」の終了方法。
 ・「通知領域」に表示される「DockerDesktop」のアイコンを右クリックで表示して「Quit」をクリック

3 「Dify」をインストールします。

1 最初に「DockerDesktop」の起動しておきます。

2 Anacondaを起動して、「Environments」に移動します。

「Create」で新しい仮想環境を作成します。
 ・例:「dify」

「dify」の仮想環境が作成されたら、「Open Terminal」をクリックします。

「Anaconda 」に「Git」 をインストールします。
  ・コマンドを実行して、Git をインストールします
  ・インストール中に「Proceed ([y]/n)? のところは「y」を入力し「Enter」キー。

起動した「コマンドプロンプト」に下記を入力。

「Git」のインストール完了です。

続いて、GitHubからDifyのプロジェクトをクローンします。

Difyのインストール完了です

4 Difyを起動

「Anaconda.Navigator」>「dify」>「Open Terminal」で下記を入力する。

ターミナル・コマンドプロンプト上で、docker-compose.yamlファイルが入っているディレクトリまで移動します。

docker-composeコマンドを使用してコンテナを起動します。

dify 起動中・・・(初めての起動は少し時間がかかります)。

「dify」が起動しました。

起動後にGoogle Chromeなどのブラウザで以下のURLを入力して開くと、Difyのインターフェースが表示されます。

  ・http://localhost/

Difyのサインアップ画面が表示されたら、右上で言語を「日本語」に変更し、
 ・「メールアドレス」、「パスワード」を設定します。

表示されたら完了です

「dify」のテンプレート一覧の一部の画面です。

「dify」 を終了します。
 ・ブラウザの右上ログイン情報で「ログアウト」してブラウザを閉じます。

ターミナルに下記を入力し、起動中のコンテナを終了してから、ターミナルウィンドウを閉じます。

「Anaconda」を終了します。
  ・「File」>「Quit」

「Docker Desktop」を終了します。
  ・「通知領域」に表示される「DockerDesktop」のアイコンを右クリックで表示して「Quit」をクリックで終了します。

「dify」の・起動・アップデート・終了方法をまとめました。

・起動

1 Docker Desktopを起動
・スタートメニュー>Docker Desktop

2 Anacondaを起動
・スタートメニュー>Anaconda

3 difyを起動
・Anaconda>dify>ターミナル
cd dify/docker
docker-compose up -d

・アップデート

1 起動中のターミナルで
git pull origin main

2 一度Difyを終了して
docker compose down
アップデートします。
docker compose pull
3 difyを起動します。
docker compose up -d
4 localhost/signin でサインインしなおす。

・終了

1 ブラウザからログアウトで終了

2 difyを終了
・起動中のターミナル>

docker compose down
3 Anacondaを終了
・「File」>「Quit」

4 Dockerを終了
・通知領域>Quit

「dify」のインストールと設定は以上で完了です。

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