人気OSSのアプリで、目的のタスクが無料でどこまで出来るのか検証してみます。
OSSとは「オープンソースソフトウェア」(英: Open Source Software)の略で、ソースコードを公開し、利用、改変、再配布が自由に許可されているソフトウェアの総称。
ほとんどのOSSは無料で使用でき、自由にカスタマイズが出来ます。
企業にとって、オープンソースソフトウェア(OSS)はまさにお宝!自由に使えて、コミュニティが日々進化させているから、最新テクノロジーや機能を手に入れてコストを削減し、カスタマイズも自在!プロジェクト管理やデータベース管理など、さまざまな分野で活躍するOSSを利用すれば、業務が進んで、ビジネスの競争力もアップします。
OSSはITのコスト削減オプションとして、中小企業にとって有益な選択肢です。DX化に役立つOSSデジタルツールは多岐にわたります。
これらのOSSツールを活用することで、中小企業でもコストを抑えながら高機能なデジタル環境を構築することができます。
無料で提供されているコミュニティー版とはいえ、その機能性と使いやすさは商用ソフトウェアに劣ることなく、むしろ特定のニーズに合わせて無料で自由にカスタマイズできる点で優れています。例えば、市販の売り上げ・請求管理ソフトの代替として利用した、ODoo17は、ユーザー数制限無しで、アップデートに料金がかからず、非常に高いパフォーマンスを発揮しました。
中小企業がこれらのOSSツールを活用することで、限られたリソースでも大企業と同じようなデジタル化の恩恵を受けることができます。
デジタルトランスフォーメーションを推進するために、だれでも使えるこれらのツールを一台のミニPCにインストールしてみました。
今回の環境です。
ミニPC
GMKtec ミニPC Windows 11 Pro Intel Core i7-11390H (ターボ 5.0 GHz) 1TB SSD 32GB DDR4, デスクトップ WiFi 6, USB3.2, BT 5.2, DP, HDMI, RJ45 2.5G
- ソフトウェアのインストールは太文字で下線引きのものを使用。
OSと仮想化ソフトウェア
- 付属のWindows11Pro23H2(OEM)
- Xubuntu 24.04
- VirtualBox
OSSの生成AIを活用
- Dify(AI開発を誰もが手軽に高度なAIアプリケーションを構築できるLLMアプリ。)
ERP(顧客管理・電帳法対応-販売管理-請求管理・経費管理・・・)
- ODoo17
- JPiere-10
- Bitrix24
ドキュメント管理(ファイルサーバー)
- Alfresco 6
- TrueNAS 12
BI(データ活用)
- FineReport
- Power BI Desktop(Microsoft 無料プラン)
- Apache Superset
- Grafana
- LibreOffice24
Security(UTM・Router・Firewall)
- Endian Firewall
- OPNsense
構成図(1台のnini-PCに全てをインストール)
インストール手順
1 HostOSを固定IP(例:192.168.33.123)に設定してVirtualBoxをインストール。
・VirtualBoxのツール>ネットワーク設定でホストオンリーアダプタを作成。
2 OPNsense(ファイアーウォール)をインストール。
・WANは既存のルーター(GW)の同一ネットワーク(例:192.168.111.210)を設定。
・LANはHostOSの同一ネットのホストオンリーアダプタを使用。
3 GuestOSに各OSSをインストール。
・OPNsenseのLAN接続するなら同一ネットワークに設定。